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お部屋の向きを考える(夏場編)

2018/10/20
みなさまが気になるお部屋の向きについて考えてみたいと思います。
ただ、向きと言っても風水(家相)のようなものではなく、環境や機能性についてです。
一般的に、南向きのお部屋の人気が高いように感じますが、実は、東向き、西向き、よく避けられがちな北向きなどにも生活スタイルによっては最適な方角だったりします。
今回は、直射日光の影響が強い夏場に重きをおいてみます。
【南向き】
メリット:室内に直接入ってくる日照が長い
デメリット:家具や建具が日焼けやすい
こんな方におすすめ:「とにかく明るく暖かな部屋が良い」という方
明るいイメージが強く、最も好かれる方角ですが、デメリットも把握しておく必要があります。
特に直射日光による室内建具の痛みは理解する必要がありますし、一日中日当たりが良いので、夏の冷房代も高くなります。
また、南向きの部屋の前に高い建物が建ってしまうと、逆に影に隠れてしまうので、将来目の前に建物が建つ可能性があるかの注意が必要です。
【東向き】
メリット:強い西陽を避け、午前中は明るく過ごせる。南向きと違い一日中の直射日光は避けられる。
デメリット:夏場には、朝から暑い。午後から室内が暗め。
こんな方におすすめ:「南向きでは暑すぎる、でも日照はほしい」という方
直射日光は暑いのでカーテンで遮っている場合があります。これだとせっかくの窓がもったいなく感じます。
東向きであれば、一日中カーテンを閉めておく必要はなくなります。朝、太陽の光で起きたい方には最適です。
【西向き】
メリット:午後の時間を明るく過ごせる。午前中、カーテンを開けて直射日光なく生活できる。
デメリット:午後の西陽が暑い。
こんな方におすすめ:「午後明るく、夏でも午前中はカーテンを開けて生活したい」
東向きに比べ、西陽のイメージが強い西向きは少し人気がない印象です。
しかし、午前中は比較的涼しく過ごせることと、午後室内が明るくなることを求める方には最適です。
【北向き】
メリット:家具や建具が日焼けしない
デメリット:暗いジメジメしたイメージ
こんな方におすすめ:日中は外出が多く、家で過ごす時間が少ない方
4つの方角の中で最も人気のない方角では無いでしょうか?
おそらく暗いというイメージがあるかと思いますが、しっかりと窓があり近くに建物が接近してるなどの条件で無い限りは比較的明るく過ごせます。
というのも、昼間は直射日光ではなく、空気中の粒子に反射した柔な光が室内に入ってきます。そのため家具も傷みにくくなり、柔なイメージの室内になります。
【対策】
直射日光の影響を考えると、遮光のレースカーテンや窓に貼る遮光シートが市販されています。
このようなものを活用することで直射日光の威力を和らげながら日中でも生活することができます。
みなさんも、ぜひ物件選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?