照明を考える2
今回は以前書かせていただいた「照明を考える」の続編になります。
前回は照明器具の種類についての内容でしたが、今回は照明の灯す「光」について書かせていただきます。
照明の光を構成するのは主に2つの要素になります。
まず1つは皆さんが第一に気にされる「明るさ」です。
照度と呼ばれ「lx =ルクス」もしくは「lm =ルーメン」という単位で示されます。
lxは光を受けた対象物の表面の明るさを示し、lmは照明の光の強さを示します。
一般的に明るいほど脳は活性化され暗いほど停滞し落ち着くと言われています。
なので勉強や作業をするときは明るいほうが効率が良く、眠るときや休むときは暗いほうが適していると言われています。
もう1つの光の要素は光の温かみです。
色温度と呼ばれ「k=ケルビン」という単位で示されます。
白熱電球のような温かいオレンジ色の光は色温度が低く、白い明かりの蛍光灯ように涼しげな光は色温度が高いです。
一般的に色温度が高いほど脳は活性化され、低いほど脳は静隠で落ち着くと言われています。
そして光は照度と色温度、2つの組み合わせ次第で快適さがかわってきます。
この表は光の照度と色温度の快適な組み合わせの分布を示した図になります。
図から白熱電球のような温かい光の場合は低めの照度が快適な明かりである事がわかります。
一方、白色蛍光灯のような冷たい光の場合は明るい照度が快適と言えます。
こちらのCGは色温度が温かい2700kで照度は暗めの150lxで明かりをシミュレーションしたものになります。
温かみがあり落ち着いた雰囲気で休むのに適した組み合わせの明かりです。
対して、こちらのCGは色温度が冷たい5000kで照度は明るめの750lxで明かりをシミュレーションしたものになります。
目が覚めるような爽やかさで勉強や作業をするのに適した明かりです。
ただ勉強や作業の内容によって、そして人によっても適した明かりは変わってます。
大切なのは自分の暮らしに合った明かりを見つける事です。
カウリノのお部屋では住む人の暮らし方、お部屋のスタイルに合わせて照明の明かりを一部屋ごとに照明設計しております。
カウリノのお部屋にお越しの際は照明の明かりも楽しんでください。
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照明を考える3
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