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お部屋の向きを考える(冬場編)

2019/04/27
今回は、「お部屋の向きを考える(夏場編)」の続編として冬場編をお伝えいたします!

 

前回もお伝えしたとおり、向きと言っても風水(家相)のようなものではなく、環境や機能性についてです。

 

冬というと、やはり室内の「寒さ」、そして「結露」などが気になる部分かと思います。

 

各方角について見ていきましょう!

 

蒲田グリーンパーク

【南向き】
メリット:室内に直接入ってくる日照が長く、太陽光度が低いため、夏以上に室内の奥まで光が入って明るい
デメリット:家具や建具が日焼けやすい
こんな方におすすめ:「とにかく冬も明るく暖かな部屋が良い」という方

 

夏の日差しは逆にネックになってしまいます。寒いのが苦手という方にはぴったりですね。
また、南向きの部屋の前に高い建物が建ってしまうと、逆に影に隠れてしまいメリットが全て失われてしまいます。将来目の前に建物が建つ可能性があるかの注意が必要です。

 

【東向き、西向き】
メリット:東向きでは、朝明るく、西向きでは午後明るい
デメリット:日照時間自体が短いので、そこまで室内への日照は期待できない。
こんな方におすすめ:日照はほしいが、夏を考えると涼しい時間帯がほしいという方向け

 

冬はそもそも、日照時間が短いものです。なので、東または西向きでは室内への日照を求める方では、少し物足りないかもしれません。夏と冬、どちらの過ごしやすさを重視するのか、どちらのいいところも取り入れたいという方には良いかもしれませんね。

 

【北向き】
メリット:家具や建具が日焼けしない
デメリット:寒い、結露しやすい
こんな方におすすめ:向き以外に大きなメリットを感じている方

 

「物件はいいんだけど、向きが北側だから」と購入を見送っていた方、知恵を絞れば、デメリットは軽減できます!
デメリットの原因を考えてみましょう。
寒さ:外の温度を室内に伝わるものの、日光の暖かさが入ってこない
結露: 室外と室内の温度差

 

【対策】
●インナーサッシュを設置
暖房の効率が上がるとともに、インナーサッシュと既存のサッシュの間に空気層が生まれるので結露もしにくくなります。

 

●遮熱機能の高いカーテンを設置
カーテンもインナーサッシュほどでは無いですが、同様の効果があります。

 

●エアコンではなく暖房をガスファンヒーターや床暖房など、低い位置から温めてくれる暖房器具を用いる。温かい空気は上に行くので、上部から送風されるエアコンだと、天井は温かいものの肝心の足元が寒いです。低い位置から温めれば効果的ですよね。最近ではエアコンの能力も上がっていますので調べてみましょう。

 

●上下左右、お部屋に囲まれた中住戸を購入する。マンションはたいてい鉄筋コンクリート造です。コンクリートは蓄熱する機能もあるので、隣接する住戸の熱が躯体を温め、ご自宅を温めてくれる効果が多少なりともあります。
みなさんも、ぜひ物件選びの参考にしてみてはいかがでしょうか?