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皆さんはご自身の家を購入する際、安くなるならとことん安くしてほしいって思いませんか。

家に限らず、日用品や食材もスーパーをはしごするなどして安いモノを求めて買い物される方もいらっしゃるのではないでしょうか。

とくに家を買うとなれば、一般的な方であれば人生で最も高い買い物の一つなので絶対に妥協はしたくないですよね。

今回は、家を購入する際の不動産価格について考察してみたいと思います。

まずはスーパーを例にとってみましょう。

例えば同じ納豆でも、Aというスーパーでは１つ100円で、Bというスーパーでは120円だとします。全く同じものでも価格が異なるわけですね。

なぜ、全く同じもので値段が異なってしまうかというと、仕入れルートや、仕入れの量によって、仕入れ値が違ったり、そもそも利益が異なったりするため、定価からどれだけ安くできるかが異なり、同じものでも値段が異なるわけですね。

一方で、不動産はどうでしょうか。例えば中古マンションでいうと、同じ町名にあるマンションで広さが一緒でも、築年数やグレード、向きや日当たり、眺望やうるさくないか、などなどあげればきりがないほど価格を決める要因がたくさんあり、価格を決めるというのは難しそうです。そもそも、同じマンション内でも部屋が異なれば全く違う物件なので、価格が異なっていても不思議ではありません。

では、どのように不動産の価格が決定しているかというと、「過去」に取引された金額帯や、現在売出し中の物件などから「相場」というものを割り出して、価格を決めることが一般的です。そして、この相場というものは変化しており、下がり続けることもあれば上がり続けることもあります。不動産業界ではその成約価格を記録し続け、次回以降の取引に役立てています。

ここで最初の質問に戻りますが、もし皆さんがとても割安に不動産を購入できた場合喜ばしいことでしょうか？

もちろん、とても喜ばしいことである場合もあるかもしれませんが、一方でその売買取引事例が後に残り、次回以降割安に取引され続ける危険性も秘めています。もし割安に取引され続ければ、資産価値が低くなることと一緒なので、もし何年か住んで売却しようとしたときに安くしか売れないかもしれないということも頭に入れておかなければなりません。

以上からまとめると、不動産の売買は、市場に対して妥当な金額で取引されることが好ましいと言えますね。

今後、もし割安で不動産を購入できると話があった場合は疑う目も向けた方がよいかもしれないですね。

カウリノでは、不動産売買のエキスパートがスタッフとしてご案内しております。お困りごとがございましたらお気軽に質問してみましょう。