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照明を考える3

2019/12/03

前回の「照明を考える2」に続き照明について書かせていただきます。

照明器具の光には「明るさ」と「色温度」という数値があるお話をさせていただきましたが、今回は加えて「配光角度」というパラメータのお話です。

聞き慣れない言葉かもしれませんが、要は照明器具が放射する光の角度です。

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照明器具、特にダウンライトやスポットライトは上の図のように器具ごとに光の放射の角度が設定されています。

配光角度が「拡散」の照明器具は空間を広めに照らします。

前回のコラムと同様にCGでシミュレーションします。

 

拡散型のダウンライトを配灯した部屋60%e5%ba%a6-min

拡散型の照明はお部屋を均一に照らすの適してます。

明るいところと暗いところのムラが出にくいのがメリットで、お部屋の模様替えの際にテーブルなどの位置を変えても灯が届かず暗いなんてことが起こりにくいです。

デメリットとしてはお部屋全体が均等に明るくなり易いので、勉強などに集中するときに目から余計な情報が入って来やすい点です。

 

広角型のダウンライトを配灯した部屋40%e5%ba%a6-min

広角型の照明は拡散型に比べるとお部屋に明るいところと暗いところが出ます。

壁面は明暗のメリハリが出ますが、床面やテーブルは均一に照らし易いです。

ムードのあるお部屋にしたい、けど作業スペースは広く明るくしたい方にオススメです。

 

中角型のダウンライトを配灯した部屋20%e5%ba%a6-min

中角型の照明は照らしたいところをしっかり照らすのに適してます。

光の明暗が生まれ、お部屋はかなりムーディになり、読書などに集中するのに適してます。

ただ照らせる箇所が限定されるため、家具などのレイアウトを考慮する必要があります。

 

狭角型のダウンライトを配灯した部屋15%e5%ba%a6-min

狭角型の照明は中角型よりさらに配光角度が狭く、舞台のスポットライトのように照らしたい箇所だけ限定的に照らせます。

寝る前に読書をするのが好きって方にはピッタリです。

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照明の配光角度は、明るさや色温度と同様でどんなお部屋にしたいかで選び方が変わってきます。

自分の暮らしに合った数値の組み合わせの照明と過ごすことで、より自分らしい生活ができます。

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